2011年03月09日
~続・八王子城の怪~

~八王子城の怪~の
続きです。
少し平のところに
出るとそこに看板。
山頂の本丸の写真。
八幡神社がある。
本丸へはまた
登らなくては
ならない…
周りは草がボウボウ
道も本当に細く
掻き分けて行くのも
かなり、大変そうだった…
相方も不安げな顔

その時


思い出した…

八幡神社の写真
見たことあるなと
思っていたら…
テレビの
『心霊スポット』
の特集…
後輩に八王子にいる
奴がいて、
八王子の八幡神社は
出る

聞かされていた…
昔の女の人の霊

ここだったのか…

相変わらず
太鼓と歌声は
聞こえる…
上には誰も
いないって言ってたよね…

相方が自分に聞く。
……‥うん

あたりは薄暗く
なってきていた…
戻ろう…
相方が
行かないの

うん…
どうしたの

うん…戻ろう…
人、一人歩くのが
やっとの細い道。
お前、先に歩いて。
相方を前にして
降りて行く。。
ねえ

歌声ついてこない~

いいから

足元、きをつけて
降りろよー
後ろ振り向くなよ

危ないからっ

下で和太鼓と歌の
練習でもする所が
あるんじゃない

だから
ついてくるように
感じるんだよ

相方が
ふ~ん…そうかもね~

と言いながら
降りていく…
その後…
相方が振り向き
そうになると
気を逸らして
前を向かせる。。
何故なら確実に
自分の少し後ろから
何かがついてくるのを
嫌なほど感じるからだ…
歌声と太鼓の音とともに…
後悔しながら
後輩の言葉を思い出す。。
『逃げると無数の手と
白い着物の女の人が
追いかけてくるらしい
ですよ…』
相方が振り返って
見たらパニックに
なる…絶対に…

やっと…
道が広くなり
大手門の近くにきた
後ろの歌声と気配が
消えた…
長かった。。
とても長く感じた

相方が振り返り
どうしたの


顔が真っ青だよ~

うん…
何か隠してない

汗びっしょりだよ

なに


いやっ
何もない…
家についてから
相方に話した…
絶対

変だと思ったよ

相方とは八王子城に
行くちょっと前…
山中城でも
さんざんなめに
あってる。。
このあと
相方が城址には
絶対いかない

と言ったのは
当然ですよね…

その後、しばらく
していとこが家に
きて
心霊スポットの本を
読んでいた…
八王子城…
女の人の歌声と
和太鼓の…
と書いてあった。。









さて
武に優れていた
と言われる
城主の北条氏照は
小田原城に在城し
五代目当主、北条氏直
の決断により降伏
4代目の兄
北条氏政と共に
詳しい事情を知らされず…
秀吉の沙汰を待った
結果は氏政とともに
氏照は切腹を命じられる。
その時、初めて
事情を知った二人は
『関八州の軍勢を
持ちながら…
秀吉軍に一度も
あたらなかったのは
誠に無念極まりない

と叫んで悔しがった
と言います。
氏政、氏照
戦国を生き抜いた
武将にとっては
まさかの
当主 氏直の決断
だったのでしょう。
氏直は高野山へ追放
氏直は北条氏に
とっての自分の
存在意義に晩年まで
悩み続けたと
言われています。
氏政、氏照は
領地は減らされても
家は存続する。
その交渉の上で
降伏したのだと
思っていたのでしょう…
事実、
韮山城を守っていた
氏規はその条件で
開城しています。
ここにまた歴史の
重要な裏話があるの
ですが
今日はここまでに
します。
徳川家康と北条氏規
二人とも幼少のころ
今川氏の人質で
よしみを通じて
いたようです。。。
Posted by kiyoppy at 19:02│Comments(0)
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